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腰椎すべり症の真実

2020.02.10

最近

”腰椎すべり症”

という患者さんが 多く来院されます。では すべり症とは??      

その特徴は

腰の痛みだけでなく、足のしびれや間欠跛行(しばらくあるきとしびれや痛みがひどくなり、しばらく休むと落ち着く)という症状です。      

また ・中年以降の女性に多くみられる

・男性の5倍の頻度

・骨盤の上部周囲の背骨L4で良く見られる  

・背骨と背骨の間の椎間関節の変位によってすべりが生じている症状。

・神経の症状としては神経の根幹部か抹消の馬尾部に症状がみられる    

などがあげられます!        

でも 変性やすべりがあるものの無症状であることも多く 痛みとX線画像は一致しないのです!!!    

  では

すべり症の原因は???

      原因が明確になってはいませんが・・・       加齢による退行変性 インナーマッスルの低下           によって 腰が不安定になることが考えられます。        

 

インナーマッスルとは

身体の深層にあり姿勢を保持する筋肉なんです!        

特に 腰痛・すべり症の方に特に重要な筋肉は 腸腰筋と腹黄筋です。    

腸腰筋は 上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉。腸骨筋と大腰筋から構成。 この筋肉が強ければ良い姿勢がキープできます。    

 

腸腰筋☟

 

腹横筋は

骨盤周りをコルセット状に覆っている筋肉。この筋肉が活性化していると骨盤周りが安定し腰痛予防になるのです。

腹横筋☟

 

その他 の原因として          

骨盤の傾きによる問題

も考えられます!      

骨盤が過度に後ろに倒れる =後傾   そのため 姿勢が円背(猫背)        

骨盤が過度に前に倒れる =前傾    

そのため 姿勢が反り腰   骨盤の傾きにより この2つの姿勢ですべり症にもなりやすいです!

 

画像では

右:正常

真ん中:円背

左:反り腰

 

まとめ

すべり症は 腰椎の変性が原因です。      

しかし その変性を作り出しているのは骨盤周囲の筋肉が硬くなること インナーマッスルが低下していること 姿勢を決める骨盤の過度の傾き      

 

であることが根本原因でもあります!