2019.07.17
以前 更年期障害と理学療法のブロブで、理学療法の今について書きました!
今回は、女性のホルモンの変化と栄養についてすこし述べていきます。。。

女性ホルモンの減少
更年期を迎えると卵巣機能は低下する為、若い時と同様にエストロゲンを分泌できなくなります。 そのことによってホルモンバランスが保てなくなり、起きる体の症状が更年期症状です。自立神経の最高中枢 視床下部
女性ホルモンは、脳の視床下部からの指令で卵巣から分泌されます。 視床下部はさまざまなホルモンの分泌をコントロールするとともに、体温調節や呼吸、消化機能の調節、精神活動などを司る自律神経のコントロールセンター。 卵巣の機能が衰えると、脳がいくら「ホルモンを出せ」と指令を出しても分泌されません。 すると、脳がパニックを起こして通常の何倍もの指令を出すために、 異常な発汗、イライラ、めまいなどの症状が。 加齢によるエストロゲン、プロゲステロン、テストステロンなどのホルモンレベルの減少の結果が 更年期障害を引き起こしているのです。 そして、 肌、髪、爪なども加齢やホルモンレベルの減少により影響を受けます。 エストロゲンの減少は時に 睡眠障害を引き起こす可能性のある潮紅を引き起こす場合が。 テストステロンの減少は しばしば性欲の減少を。 その他、 頭に靄がかかった状態、または認知障害、記憶力の低下、情緒不安定、不安、頭痛、エネルギー低下、気分の落ち込みや疲労などがあります。年齢による体の変化とエストロゲンの関係
女性ホルモン(その中でも卵巣から放出されるエストロゲン)は単に生殖に関わっている だけではなく、女性のからだの様々な臓器に働きかけ多くの役割を演じています。
更年期以降の女性における卵巣機能とエストロゲン欠落の変化には、 下の図のように症状と時間に関連性がみられることがわかっています。
更年期の栄養学
更年期前および更年期の女性にとって、 ビタミンK2、ビタミンD、カルシウム、オメガ3、ビタミンB、亜鉛、マグネシウムおよび鉄などのビタミンや栄養素を最適なレベルに維持することが大切と報告されている。 また、 植物性エストロゲンの補充は内因性エストロゲンの減少とのバランスを取るために重要な役割を果たす可能性が。