2019.08.04 中医学では、 望診・問診・舌診・脈診などによって全身を見渡し、 総合的に診断します。 健康を白、病気を黒とすると、その間のグレーゾーンは未病です。この、未病の段階からその兆しとなる病気の芽を見つけてび病気のならないように予防することが、もっとも大切とされています。中医学の基本的な考えです。 東洋医学で得意とするのは 病院に行っても治りそうにない。行くほどでもないと思っている症状。 特に 気・血・水の流れを中心に考え、不足している状態を「虚証」巡りが悪い状態を「実証」と大きく分けて考えます。 6体質別 気・血・水の「虚証」を気虚の・血虚・陰虚といい、気・血・水の「実証」を気滞・瘀血・痰湿と言って6つのパターンのどれにあてはまるでしょうか? 中医学的に体質をチェックしましょう! ①気虚の特徴(気の虚証) ・むくみやすい ・頻尿や夜間尿がある ・冷え性 ・胃がもたれやすく食が細い ・疲れやすい ・かぜをひく ②血虚の特徴(血の虚証) ・動機がする ・よく物をわすれる ・抜け毛や白髪がおおい ・カスミ目疲れ目がある ・顔色が白くつやがない ・めまいや立ちくらみがある ・手足がしびれる ③陰虚の特徴(水の虚証) ・顔色が赤い ・空咳が出る ・目が乾きやすい ・口やのどが渇き冷たいものをほしがる ・便がコロコロして出にくい ・寝汗をよくかく ④気滞の特徴(気の実症) ・眠れなくよく夢を見る ・口が苦い味がする ・片頭痛がある ・下痢と便秘をくりかえす ・不安や憂鬱がありイライラして怒りっぽい ・胃やお腹が張りゲップやガスがおおい ・整理の周期が不順。生理前に乳房が張る ⑤瘀血の特徴(血の実証) ・シミやそばかすがおおい ・便が黒っぽい ・顔や唇が暗い ・よく肩こりや頭痛になる ・慢性的に関節つうがある ・おできや腫瘍など体にしこりができやすい ・動悸がする ・生理痛がひどく、整理に血魂が混じる ・下肢の静脈瘤が目立つ ⑥痰湿の特徴(水の実症) ・肌が脂性で吹き出物ができやすい ・頭がおもい ・よくめまいと吐き気がする ・痰がおおい ・軟便、下痢をし易い ・太っていて水太り ・中性脂肪、体脂肪が高い ・体が重い 当てはまる項目は、この6つのパターンの中でどれが多かったでしょう。体質は季節や生活状況で日々変化します。まずは、自分の今の体質を知ることが大切です。 気になっている体の悩みや、辛い症状など日常のSOSを薬だけに頼らずに、食事や生活指導で見直して行くことができたら良いですよね!!