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骨盤の運動連鎖について

2019.08.04

はじめに

 

 

 

  ブログ☛骨盤ってどこで骨盤について少しご紹介しました。    

姿勢のゆがみについては、連鎖的な反応によって下肢や体幹がそれぞれ影響を及ぼしていることも、述べてきました。    

 

そこで、     よく使っていた言葉に「運動連鎖」があります。

なんか、すごく抽象的ではありますが、すごく大切なので今回テーマにしてみました。。。  

 

 

運動連鎖とは

ある体の運動が関節構造を介して、遠く離れた体の運動に影響を及ぼすというということです

    つまり、体全体は影響し合っている問うこと。   でも、     大切なのはその原因が何か。その影響との関係がどうなっているかです。    

運動連鎖には、上行性と下行性があります。  

上行性は、足部から骨盤に向かって。 下行性は、骨盤から足部に向かいます。     また、骨盤の運動と脊柱(背骨)の関係も上行性と下行性で説明することがあります。     ここで、 骨盤の動きは、下肢への運動と脊柱(背骨)への運動を同時に引き起こすために、全身に及ぼす影響がとても大きいということが大切。    

 

骨盤から下肢へ

 

 

参考:理学療法 11 2015年 骨盤の下行性の運動は上の表のとおり。     骨盤から下の関節すべてに影響をあたえ3軸的な働きをおこします!!

 

骨盤から体幹へ

頭部の位置が固定されている場合と、頭部が動くときで 骨盤と腰椎は別の動きする。    

頭固定の場合 骨盤が後傾(後ろに傾く)すると 反対に 腰椎は伸展(後ろに反る)

頭動くとき 骨盤が前傾(前に傾く)すると 同じ働き 腰椎が屈曲(前に曲がる)  

 

腰椎骨盤リズム

  腰椎骨盤リズムとは

骨盤と介した腰椎(腰の背骨)と股関節の動きの連動性のこと。

      節の角度の変化で腰椎が規則的に角度変化します。 しかし、意図的に動かすことも可能で個人差が大きいことも報告されています。     前屈の際に 健常人は腰椎は平均40°・股関節は平均70°屈曲(曲げる)できるとされています。     つまり、腰椎自体の分節的可動の範囲はおよそ8°であるのに、40°まで可能となります。     また、膝と伸ばした状態で、体を伸展(後ろにそらす)と、股関節が先行して働き遅れて、腰椎が後方に倒れます。 腰椎が遅れることで、重心を腰椎の回転軸に近づけて後方に反らしているのです。     これは、腰背部の関節・筋・椎間板の負担を軽減させます。     しかし、この素晴らしい連鎖反応は 股関節と腰椎の可動域を補っているために、     どちらか一方の動きが悪くなると、その分一方への負担大きくなってしまう⤵。  

 

骨盤のコントロールの秘密

  立位や坐位、頭部の位置を変えずに骨盤が前傾(前方へ傾ける)や後傾(後方へ傾ける)を同時にコントロールすると、     多裂筋(背部筋)と腸腰筋(股関節屈筋)の協調的な作用が必要です。

もし、腰椎(腰部の背骨)が曲がっている状態で腸腰筋が活動すると、負荷がおおきくなり腰を痛めたしますのです。      

そのために、まず多裂筋が収縮して伸展してから腸腰筋が活動する必要があるのです。      

つまり、 多裂筋は体幹を伸展させる筋肉、腸腰筋は体幹を屈曲させる筋肉ですが…      

 

腰を曲げる時はそのどちらも働かなくては(協調的な運動)曲げる動作に繋がらないということです