慢性炎症は何か
炎症の種類は2つ
慢性炎症と急性炎症
慢性炎症の特徴は
長期間(数週間~数)続く
原因は自己免疫疾患、生活習慣病、持続的な感染、ストレスによるもの
・関節リュウマチ(自己免疫性炎症)
・動脈硬化(血管の炎症)
・慢性胃炎(ピロリ菌などの慢性臓器炎)
・アルツハイマー認知症(脳の慢性炎症)
・コロナ後遺症(長期的炎症)
急性の特徴は
短期間で起こる防御反応
原因は感染、外傷、アレルギー反応など
・外傷
・虫刺され
・風邪(但し、近年はコロナ感染と混合型になっている)
(Zhang et al.2021)
慢性炎症と急性炎症の違い
炎症が続くと
①筋肉や関節組織が破壊
③免疫システムの異常が起こる
慢性的な炎症で腰痛に
腰痛の種類と炎症の関係
慢性炎症が腰痛を悪化させるメカニズム
①炎症性サイトカインの影響
炎症が長引くと TNF-αやIL-6などの炎症性サイトカインが増加➡神経過敏➡痛み感じやすくなる
②血流の低下
炎症が長引くことで血管にダメージを受け、筋肉や組織に栄養が届かなくなる➡慢性的な痛みへ
③自己免疫の感与
免疫系が誤作動して関節や人靭帯に炎症を引き起こす
改善策
①問題の認識がポイント
当院では慢性炎症のチェックシートを行って頂き、ご自身の炎症状態を確認して頂いております。
コロナ後遺症は約100の項目
炎症シートは約50の項目があります。
②生活の改善
当院では生活改善のために以下のアドバイスをしています。
食事の改善
〇炎症を抑えるために
油ものやお肉、甘いものを控える
〇慢性炎症を抑える食事
オメガ3・ポリフェノール・ビタミンB(鮭・キノコ・玄米やキヌアなど)
〇抗酸化作用のある食事
トマト・ナッツ・アボガド
運動
毎日の散歩40~50分 又はジョギング30分
身体が硬い方はストレッチ
当院でしか学べない 炎症を抑える棒体操
ストレス改善のためのお勧め
半身浴 20分くらい
瞑想
日光を浴びる事
③継続ケア
慢性的に炎症した身体は急に変化することは難しいので、継続的なケアが必要になります。生活習慣の改善は1人だと挫折してしまう人がほとんどです。一緒に行うことで、継続は可能になり、最新の情報も入ります。
※高濃度ビタミンCの点滴で一時的にはよくなることが有りますが、依存しないようにしましょう。