2020.03.28
黒にんにくの効果にすっかりはまってしまって・・・
黒にんにく作り始めました(笑)

まずは文献から☟
Ⅰ“黒ニンニク粉末は大腸発癌の予防に有用と思われる” 「実験動物のラットを用いた検討結果ではありますが,今回使用したニンニク粉末は大腸発癌の予防に有用と思われ,黒ニンニクにも同様の作用があると考えられます。」千原 猛 (藤田医科大学医療科学部臨床検査学科准教授) 【文献】 1) Kwon OC, et al:Korean J Food Sci Technol. 2006;38(3):331-6. 2) Chihara T, et al:Asian Pac J Cancer Prev. 2009; 10(5):827-31. Ⅱ“生より強い抗ガン作用” “体内の免疫活性化” 動物実験で証明佐々木元教授(元弘前大学医学部教授) 「にんにくを熟成・発酵させることでできる黒にんにくには、生にんにくにわずかしか含まれないS-アリルシステイン、シクロアリイン、ピログルタミン酸などが豊富に含まれている。そして動物試験の結果、S-アリルシステインの抗ガン作用などが判明した」黒にんにくの8つの効果
➀体を錆びさせない「抗酸化作用」が抜群!
「抗酸化作用」という言葉を聞いたことがありますか? 抗酸化とは、身体を錆びさせる(老化させる)活性酸素を除去してくれる力のこと。 活性酸素は、不規則な生活や食事、ストレス、化学物質など、さまざまな要因で増えると言われており、現代社会を生きる人々にとっては、 避けては通れない物質。そんな物質を撃退してくれる効果をもつのが、この黒ニンニクです。黒にんにくには〝S-アリルシステイン“という成分を含みこれが高い抗酸化作用があるのです。 元弘前大学医学部教授『佐々木 甚一』氏の研究データによると、50%の活性酸素を除去する場合、生ニンニクの場合114.9mgが 必要なのに対して、黒ニンニクの場合、たった7.3mgの摂取でいいそう! このほか、黒ニンニクには、自立神経(ホルモンバランス)を調整する“アリアチミン”も含まれています。 更年期や冷え性などを悩んでいる方にも効果的だとされているのです。②購入目的で一番多いのが「疲労回復」
要は、毎日元気に過ごすために黒ニンニクをいただくということです。 これがまず基本中の基本ですね。何はともあれ元気がイチバン! 〝アルギニン“という成分がに疲労回復効果があるのです! アルギニンは、脳下垂体を刺激して成長ホルモンの分泌を促す効果があります。アルギニンとプラセボの摂取者を比較した所、アルギニン摂取者で夜間の成長ホルモン分泌が高くなる事が報告されています。 成長ホルモンは病気への抵抗力を高めたり、創傷を早く治癒させる、タンパク質合成を促進させるなどの効果があります。 アルギニンは十分量が体内で作られ、成長ホルモンは代謝、筋肉疲労の回復、肌の健康維持を助けます。 アルギニンは肝臓内の尿素回路の働きを高めて、アンモニアを尿素に変えて、体外に排出する作用を早めることにより、疲労回復の効果を発揮します③ニンニクにダイエット効果もあるの?!
一部の人にしか知られていない、ニンニクの代表的な効果の一つとして「ダイエット」があります。 万能過ぎますね。 キーとなるのは、”アリチアミン”という物質です。 にんにくが中性脂肪を抑えるメカニズム ここで、にんにくが中性脂肪を抑えるメカニズムについて見ていきましょう。 にんにくには、無色無臭の「アリイン」という成分が含まれています。 にんにくに包丁を入れたり、すりおろしたりすると、包丁などで破壊された細胞から出たアリインと、 アリナーゼという酵素が化学変化を起こし、「アリシン」となります。 このアリシンはにんにく特有の強い臭いの元となりますが、発酵させた黒にんにくの場合、熟成の過程で酵素のアリナーゼの働きが抑えられるため、臭いが激減します。 身体のエネルギー代謝に欠かせないのがビタミンB1です。 しかし、ビタミンB1は水溶性であるため吸収率が低いという特性があります。 ところが、アリシンとビタミンB1が結合すると「アリチアミン」になり脂溶性に変化します。 脂溶性に変化することで、ビタミンB1の吸収率が高くなり、体内に蓄えやすくなります。 結果、エネルギー代謝が円滑になり、体力増強や中性脂肪増加を抑える効果が発揮されることになります。 アリシンは褐色脂肪細胞を活性化させる?! 「褐色脂肪細胞」ってご存知ですか? 体内にたまった脂肪(カロリー)を溜め込まずに、どんどん燃焼してエネルギーとして放出する細胞として、 糖尿病の治療やダイエットなどで、近年、とても注目されている細胞です。 この細胞を、にんにくが含むアリシンが活性化させてくれると言われているのです。 においの元として敬遠されがちなアリシンですが、ダイエットにとっては二重三重に効果的ということですね。 こちらの点でも、黒にんにくではなく、通常のにんにくがダイエット向きだといえます。 アリシンはたんぱく質の消化・吸収も助けてくれる?! アリシンの勢い、まだ止まりません。 アリシンには、たんぱく質の消化・吸収を助けてくれるという働きもあるんです。 ダイエットにとって、たんぱく質は切っても切り離せないものです。 たんぱく質をしっかりと消化・吸収することで、筋肉の量が増え、身体の基礎代謝があがり、効率の良い脂肪の燃焼が促されます。 アリシンは、たんぱく質の構造を変えて、元のたんぱく質よりも消化・吸収しやすい形に変化させるという働きを持っています。④黒ニンニクが風邪を遠ざける?!
ガン予防作用や抗がん作用にも通じる話ですが、 私たちの体を守る仕組みである「免疫」を高めてくれる働きも黒ニンニクは持っているんです。