足底腱膜炎について
足の裏に足底腱膜という膜があるのは御存じでしょうか?
実はこれが凄く大切で、足の問題がある人
例えば、外反母趾や偏平足、脹脛の痛みなどの症状がある場合はここが原因となることも多いのです!
足底腱膜炎とは
•40歳代から60歳代に多い。
•過度の負荷をきっかけに踵の内側の痛みとして発症することが多い。
スポーツ選手などでは過度の負担により発症する。
•一般的に症状(歩行開始時の疼痛)と身体所見(足底腱膜踵骨付着部の圧痛)により診断され,その画像診断が必要となることはほとんどない。
足底腱膜の特徴
・足底筋膜とは母趾外転筋〜小趾外転筋までの足底表面を覆い、深層では骨間筋まで覆っている。
・足の内・外側の筋間中隔の間にある足底筋膜のこと。
・踵骨隆起から第1〜5趾の基節骨に付着
・前足部は1mm、踵骨付着部は1cm程度
2つの痛みのパターン
足底腱膜炎には2パターンあります。
足底腱膜の作用としては緩衝作用と荷重分散作用の2種類です。
緩衝作用とは、衝突や衝撃をやわらげるはたらきのことです
荷重分散とは、丁度よい荷重で負担を分散させる働きのことです。
このどちらが問題で痛みが発生しているかをチェックする必要があります!
パターン1
足底腱膜の緊張が亢進した場合(蹴り出し時に痛い)
足底腱膜の緩衝作用の低下によるもの。
この場合の治療方法
•アキレス腱、下腿三頭筋のストレッチ
•アキレス腱周囲の軟部組織のリリース
パターン2
2足底腱膜の緊張が低下した場合(歩き始めに痛い)
荷重分散機能の低下。
この場合の治療方法
•短趾屈筋の筋力強化
•踵骨下脂肪体のリリース
かかとの皮膚の柔軟性を高めてあげるだけで、歩く際の踵設置の痛みは和らぎます!
足底腱膜炎に対するインソールもありますので
痛みある時は使用することもお勧めです!
インソールやサポーターについては
立っていると痛いパターン
後脛骨筋の低下であることもあります
後脛骨筋とは
・足部の内側に位置し、舟状骨や楔状骨、立方骨や中足骨にも付着する
・足部回外、足関節底屈運動の作用を持つ筋肉
・内側縦アーチを形成する
この筋肉が低下することで 足のアーチが崩れ
その結果
足底腱膜炎・扁平足・外販母趾・モートン病などがおこります
歩行の障害としては・・・ 最後のけり出しが弱い
蹴るタイミングで痛みが生じることもあるし
歩幅の狭い歩き方になります!
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