最近、腸内フローラという言葉よく聞くようになりましたね。 『NHKスペシャル シリーズ人体』(2018年1月14日放送)で腸内フローラを改善する方法でも話題になりました。
Ⅰ腸内環境を改善する効果
腸内環境を改善することは美容にも健康にも非常に効果があります。 腸内環境を改善することのメリット
- 便秘や下痢が解消する
- おならが臭くなくなる
- 太りにくくなる
- 風邪やインフルエンザなどになりにくくなる
- 美肌こうか
- 花粉症が改善する
逆に、腸内環境が乱れると
- 糖尿病になりやすくなる
- 太りやすい体質に
- 動脈硬化が起こりやすくなる
- 大腸ガンになりやすくなる
- ストレスに弱くなり、脳にも悪い影響を及ぼす
ちなみに大腸ガンは女性のガン死因第1位の病気です。 癌の死因
男性 1肺 2胃 3大腸 4肝臓 5膵臓 | 女性 1大腸 2肺 3胃 4膵臓 5乳房 |
Ⅱ腸内環境を改善するためのポイント
1睡眠 2ストレスのない生活 3朝の美活 4運動 5食事
1睡眠はしっかりとる
腸内環境を改善したいなら、1日6〜9時間はぐっすり寝るようにしましょう。 なぜなら、ぐっすり寝ている夜の時間こそ、腸が活動するメインの時間だからです。夜更かしはダメ。
2ストレスのない生活
内臓は自立神経がコントロールします。自律神経の乱れでストレスをうけると腸の働きが悪くなります。 私も、そうなのですが、 特別な日だったり、朝から出かけなくてはという日は腸の働きがなくなり、お通じが全くなくなってしまいます。
3朝の美活時間のすすめ
まず、起きがけにコップ一杯のお水を飲みます。 腸がこのお水の刺激で動きだします。 これは、生理的な反射によっておこるのです。「胃・大腸反射」という生理現象です。 ・せっかく腸内の環境が整っても、朝ゆっくりトイレに座って・・・という時間がなければどうにもならない。 だから、朝少し早起きをして、朝のゆっくりした時間を作りましょう。
4運動のおすすめ
自立神経のコントロールのためにも、ゆったり身体を動かすヨガやピラティスはオススメ。 その他、ウオーキングで歩く振動で腸がゆっくり動き、腸の中の便が少しずつ動いて、先に送り出される効果があるそう。。。
腸の運動=お尻歩き運動
腸を支える筋肉=腸腰筋を鍛える
3食事
食べるべき食品=ヨーグルト・野菜・穀類・発酵食品 色々試しているけれど・・・
私はなんとなく便秘だな~というときはこれが効果的 ・コーヒー ・キューイフルーツ・バナナ ・にがり
ここで、にがりについて少し書いてみます!
にがりが便秘解消に効果のある理由
にがりは豆腐の凝固剤として知られていますが、にがりが便秘に効果があるのは塩化マグネシウムという成分が入っているからです。 塩化マグネシウムが摂取されると腸内で塩分濃度を下げようとして水分が取り込まれるため便がやわらかくなります。 また便が腸管を通ることで大腸が自然に刺激されて便秘が解消されていきます。 特に腸管に水分が浸透することによって、腸管にこびりついた宿便を落とすこともできるとされます。 にがりに含まれる塩化マグネシウムと類似した塩化マグネシウムは下剤などにも使用されています。病院で処方される便秘薬のマグミット錠は有名ですね。
にがりを摂取する際の注意点
①塩分濃度の上昇
塩分を多く含んでいるため、腎臓疾患や心臓疾患がある人、高血圧の方にはお勧めできません。にがりを飲むことによって塩分濃度を上げてしまうのです。
②下痢と腹痛が起こる作用
にがりに含まれる塩化マグネシウムは下剤にも含まれるため、摂りすぎは要注意です。 過剰に摂取してしまうと軟便、腹痛、下痢を引き起こしてしまいます。
③根本的な解消にはならない
また腸内環境を整えるためではなく、排便を促す効果なのでにがりを飲むときは溜まった便をとりあえず出したい時にしてください。 にがりについて詳しく知りたい方はこちらへ