今回は普段使っている筋肉について、詳しくお話してみたいと思います。
腰痛や肩こりなどにも密接に関わってくるので、筋肉に関する理解を深めたい方などには、参考になる内容になっています。是非ご一読ください!
「赤い筋肉」と「白い筋肉」とは?
筋肉は見た目の色で、「赤」と「白」に分けられます。
両者の性質の差は、筋肉を支配する神経によって決まると考えられています。
しかし人間では、筋肉の色の赤色と白色の差は、顕著ではないようです。
では人間に関しては、筋肉の色は何色なのか?
実際にはピンク色をしたものが多いのです。
しかし、魚などは種類によって筋線維タイプの境目がはっきりしているものもありますので、自ずと筋肉の色味に差が出ます。
赤い筋肉
この赤色の正体は、ミトコンドリアとミオグロビン。
すぐれたエネルギー供給能力で、代謝が活発です。
筋肉の場所は骨の深層にあり、 収縮速度が遅く大きな力は出せませんが、持続性が長いのが特徴となります。例えばふくらはぎのヒラメ筋筋肉が該当し、マラソン選手などに多くみられます。
白い筋肉
こちらは主に体の表面に付着しています。
急速に収縮できることから速筋と呼ばれます。
大きな力を出せますが、持続性がなく、疲労し易いのが特徴です。
また、短距離運動で使われる筋肉で、ふくらはぎの腓腹筋がこれに当たります。
魚の例でお話しすると…
ブリの切り身を見ると、赤い部分と白い部分とが完璧に分かれています。
魚の筋肉の生理学では、昔から「ピンク筋」という用語が使われるといいます。 白筋、赤筋、ピンク筋という分類が伝統的に行われていたのです。 つまり、魚の筋線維はタイプが明確に分かれているのです。
また養殖のブリは、白みが強く脂が乗っています。 これは速筋線維が豊富だからです。
それに比べて天然物のブリは、 少しピンクっぽい色をしています。 広い海をよく泳いでいるために、筋肉がしっかり使われて、ミオグロビンやミトコンドリアが増えている状態です。つまり、遅筋線維方向への移行が進行した状態といえます。
次に、このピンク菌を鍛える方法をご紹介しましょう。
ピンク筋を鍛えるエクササイズ
実際にピンク筋を鍛える方法を、ご紹介します
それは、「薪割りスクワット」と呼ばれる方法です!
▼ピンク筋を鍛える「薪割りスクワット」
この薪割りスクワットを持続的することによって、ピンク筋が鍛えられます。
火事場の馬鹿力とは何か?
最大筋力で発揮される筋肉は、時間や心理状態で違います。
昔から「火事場の馬鹿力」という言葉があります。
思わぬ火事にあい、普段では持ちあげられないものを一人で持ち出すことなどですね。
そもそもどうして、そんな力発揮ができるのでしょうか?
これは、大脳の脱抑制によって筋力発揮の抑制が説かれるためと言われています。
つまり、人間が動く際には常にリミッターの機能があるということになります。
いつも動いている筋肉は20%しか使っていないとか、あるいは40%、70%とか、色々と筋肉の使用度は言われています。
100%の力を使っていないのです。
筋肉の抑止力が外れる時
この人間の筋肉の抑止力が外れる時というのは、交感神経が活発になる時とされています。
交感神経が活発になると、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。
心臓がバクバク・ドキドキの時です。
これは具体的には、
興奮・怒り・ストレス・悲しみ・恐怖・不安などが極限状態になると、
思わぬ力発揮ができるということです。
あまり経験はしたくないけれど・・・。
人間には、本当にすごいメカニズムがあると感心してしまうのです。。。
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