今回は日常生活でよく聞く「慢性腰痛」について解説します。
慢性腰痛でお困りの方は、ぜひご一度下さいね!
そもそも…慢性腰痛ってなに?
期間の分類で言うと、
・腰の痛みが3ヶ月以上続くものが「慢性腰痛」
例えばこんな症状があります。
■ 鈍い痛みがいつまでもしつこく続く
■ 「ズキズキ」「ジンジン」「ジーン」といった痛みが多い
■ 重だるい痛みがダラダラと続く
■ 腰のこり、背中の張り、全身の疲れ、身体の重さなど不快感を感じる
■ お尻が痛くて痺れが足に走ることがある
■ 朝起きた時や、夜ベッドに横になった時に腰が痛む
■ 洗顔をする時に前にかがめない
などなど、思い当たるものはありますか??
腰痛を慢性化させる要因は何?
さて、この慢性腰痛。
そもそも腰痛を慢性化させる要因・原因はなんなのでしょうか??
要因1 腰への過度な負担
腰に負担がかかる生活環境が重なることで、
筋肉、骨、椎間板、関節、靭帯、神経などの組織が障害され、腰痛を発生させます。
腰に負荷をかけ続けることで、いつまでも組織が回復せず痛み続けます。
そして、どんどん症状は悪化し、治るのに時間がかかるようになります。
要因2 加齢
体は絶えず成長と退化を繰り返しています。
加齢とともにこのサイクルは、成長よりも退化が上回ってしまいます!
身体の組織は歳をとるごとに老化していきます。
人間が生活している以上、身体には重力が上から下にかかっています。
そして 腰を支える力が衰えて腰痛を発症しやすくなります。
そうすると徐々に体が丸まってしまい、体が固くなったり、腰が曲がった状態で動きがなくなったりします。
これは手術によって背骨を矯正したり、ヘルニアなどを取り除いても、再び老化による変性が起きるため、年齢を重ねるとともに再発も多くなります。
要因3 精神的ストレス
実は慢性腰痛の患者の1/3に 痛みの原因として、強いストレスなどの精神的問題、
うつ症状や薬物乱用の関与がみられた、というデータ結果が出ています。
また、慢性腰痛の患者の約80%に、抑うつ状態(うつ病になりかけの状態)が確認されたとの報告もあります。
これはストレスなどの心の問題が、腰痛を長引かせる大きな要因となるからです。
このストレスを原因とする腰痛(心因性腰痛症)は 慢性的な腰痛によく見られます。
また反対に、腰痛からストレスを抱えてしまうケースもあります。
要因4 過度の安静
腰痛の場合、腰が痛いからといってあまりにも過保護にして安静にしすぎると、
反対に筋力低下が起こったり、動きにくくなることで、 かえって回復を遅らせる危険性があります。
高齢者の場合、寝たきりにつながる恐れもあるのです。
急激に痛くなった場合は安静が第一ですが…
ある程度痛みが和らいできたら徐々に、無理のない範囲で動き出すことが大切になります。
そして、普段の生活に徐々に慣れていくように生活したほうが、安静にするよりも、治りが早いことが分かっています。
腰痛に影響を与える因子は何?
腰痛に影響を与える要因は多くあります。
・姿勢
・動作
・冷え
・喫煙
・飲酒
・食生活
・ケガ
・病気
・加齢
・痩せすぎ
・肥満運動不足
・スポーツ
・重労働
・圧迫
・ストレス
・睡眠
ん・・・ 結構、たくさんありますね!
腰痛は、普段の生活で身近にあるもの。
腰を使わないことを避けることができませんが、日常生活の中で腰痛にならないように、意識していきましょう!
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